CD感想

Kamelot『BLACKHALO』は巷の評判がとても良かったので期待していたのだが、
正直それほどでもなかった。
全体的にすごい豪華になってるし、雰囲気もとても良いのだが、どの曲も遅い。
ミドルテンポの曲とバラードばっかりだったので途中ちょっとダレた。
一曲でもいいから速い曲を入れて欲しかった。

SENTENCED『THE FUNERAL ALBUM』は凄かった。
もう悲哀と絶望とかを通り越して、聴いてると自分が漂白されていくような気がした。
速い曲はとても攻撃的で、しかも追い詰められて後がない感じというか、自暴自棄になってるような感じがとてもヤバイ。
でも、どんなに激しい曲でもとても静かだ。
スピーカーの音を絞っているわけでもないのにすごく静か。
ミドルテンポの曲はどれも独特のリズムがあって、もがき苦しみ死んでいく感じでこれまたヤバイ。
バラードはとても悲しい。ひたすら悲しくて寒々としている。
どの曲も、だいたい死ぬ、もしくは殺す。でなければ心中。
そして、最後の「END OF ROAD」この曲は本当に、究極。
自分たちへの葬送曲なのだろう。
しかし、これだけ念入りに、自分達で自分達を葬ってしまったからには、もう近い将来どころか未来永劫、再結成とかはないんだろうな・・・。
「人生は生きていることを実感した瞬間に死ぬ」という詩の一行がとても印象に残った。