[音楽]OPETH『Deliverance』

デリヴァランス

デリヴァランス

スウェーデン出身プレグレ・ゴシック・デスメタルバンドOPETHの6枚目のアルバム。
デスメタルの攻撃性とプログレの複雑な展開、そしてゴシックの荘厳さと叙情性を併せ持つバンドだが、このアルバムはそのブルータルな面を強く押し出したものになっている。
のだが、聴いてみるとブルータル一辺倒なわけがなく、ちゃんとクリーンヴォーカルもアコースティックギターのパートも入っているし変拍子しまくりの複雑な展開もそのままだ。
一曲が長いのも変わらず10分越えの長編が全6曲中5曲。
長いにもかかわらず全く退屈さを感じさせないのも変わらない、凄いバンドだ。
目まぐるしい展開に細かいテクニックが頻発するが、聴いてる側が置いてけぼりにならないところも良い。
とはいえ、ラスト3分くらいの無音時間なんかは全く理解できないが。