ミュノーナ短編集 『スフィンクス・ステーキ』
- 作者: ミュノーナ,Mynona,鈴木芳子
- 出版社/メーカー: 未知谷
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 単行本
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ゲーテの大ファンの彼女のため、ゲーテの肉声を再現させようと墓荒らしまでする教授の話
「ゲーテ蓄音機」
砂漠で迷った一団が、飢えのあまりスフィンクスをステーキにして食べたら美味しかったという表題作など、奇妙な短編ばかりの作品だった。
単純に変な話として読んでも面白いが、作者が哲学者であるだけに様々な揶揄や意味が込められており、色々な読み方ができる。
そう言った意味では、カフカに似ているかもしれない。