スパゲッティについて

外で美味しいスパゲッティを食べると、自分で作ったのはハッキリ言ってすげえ不味いってことがよくわかる。
本当に不味い。
しかも、何故か大量にできる。
缶詰のミートソースがドバッとぶちまけられた大量のスパゲッティをモサモサ食べていると、その不味さと寂寥感と、お腹に来る不快な圧迫感で死にたくなってくる。
やっぱり、スパゲッティは外食で喰うもんだ。
そうだ、外食で喰うもんなんだ。
だって、カルボナーラはできないし、イカスミも無理だし、ジェノベーゼは売ってるけど美味しくないし、使い切れない。
ぺペロンチーノは油っこくなる。
そもそも、麺が違うし。
ただ、一つだけ隠し球がある。
それが、ナポリタン。
ナポリタンはスパゲッティ屋ではほとんど見ない、ような気がする。
タマネギとべーコンしか具がなくて、味付けもケチャップだけのナポリタンは安っぽい味だが、その安っぽさがいい。
久しぶりに作って喰ったら美味しかった。
でも、二回で飽きる。