［音楽］OPETH『Damnation』

ダムネイション

７枚目のアルバム。
このアルバムは『Deliverance』と同時期に作成されたアルバム。
『Deliverance』はOPETHのブルータルな側面を強く押し出したアルバムであるが、この『Damnation』はその正反対のアルバムである。
つまり、OPETHのプログレ・シンフォニック的な側面を強く押し出している。
したがって、このアルバムはブルータルなし、アグレッションなし、デスヴォイスなしのクリーンでメロウでアコースティックな曲だけで構成されている。
クリーントーンのヴォーカルにアコースティックギターの清廉な調べ、緩やかなベースに細かくて複雑なドラム、そしてオルガンやメロトロン、キーボードがふんだんに盛り込まれている。
とても美しく、幽玄で、冷たく、暗い。
聴いていると、まるで虚空をゆったりと漂っているような感じになる。